本日は、そんな疑問にお答えします!
筆者が、実際に申請した奨学金について紹介しながら、それぞれの奨学金のメリットデメリットをみていきましょう!
↓筆者の情報
・アメリカの大学に9ヶ月間交換留学予定
・旧帝理系
・世帯収入は1,000万以下
JASSOなど、給付奨学金(海外留学)
住友化学グローバルリーダー育成奨学金
こちらは所属大学を通しての申し込みとなります。
特筆すべき申請要件は、以下の通りです。
(Ⅰ)ビジネス志向・主に文系
世界のトップクラスの大学への海外留学を通して国際感覚や異文化適応力を身につけ、
将来、日本企業のグローバルな事業活動において、チャレンジ精神とリーダーシップを発
揮し、自ら事業を創出または牽引しようとする意思を有する者。
(Ⅱ)研究志向・主に理系
海外留学を通じて世界のトップクラスの大学、研究機関(米国シリコンバレーなどに立
地する、海外企業の研究所等を含む)で研鑽を積み、将来、日本企業の活動において、新
たな価値を自ら創造し、その価値をイノベーションへ結びつけるべく、積極果敢にチャレ
ンジする意思を有する者。※「世界のトップクラスの大学」は、各種世界大学ランキングで上位100位以内程度を目安
令和3年度「住友化学グローバルリーダー育成奨学金」学生募集要項より
とする。
支給金額ですが、地域によって異なりますが、最大120万円の支給となります。
A 地域:渡航期間が6か月未満の場合: 80万円
令和3年度「住友化学グローバルリーダー育成奨学金」学生募集要項より
渡航期間が6か月以上の場合: 120万円
B 地域:渡航期間が6か月未満の場合: 60万円
渡航期間が6か月以上の場合: 90万円
所属大学より案内があると思うので、大学からの案内を頻繁にチェックしておきましょう。
筆者の個人的感想
こちらは、「書類審査→面接→合格」の流れとなります。
筆者は、書類審査を突破し、先日面接に行ってきました。
面接の人数としては、およそ15人程度だったと思います。僕の所属する大阪大学からは4~5名と書いてあったので、「面接→合格」の過程だけでも倍率は約3倍となります。書類審査の時点でどのくらいの数があったかは不明ですが、筆者が応募した2023年時点では少なくとも3倍以上ということになるでしょう。
合格できていたら嬉しいです。
また、応募時期が他の奨学金よりも早めの1月中旬なので、気をつけましょう!
JASSO海外留学支援制度(協定派遣型)
こちらは所属大学を通しての申し込みとなります。
特筆すべき申請要件は、以下の通りです。
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/haken/index.htmlより
- 日本学生支援機構が実施する貸与型奨学金「第一種奨学金」及び「第二種奨学金」との併給は可能。
- 日本学生支援機構が実施する「給付奨学金」との併給は認めらない。
日本学生支援機構の奨学金を受給している方は要注意です。申請要件に満たしているかしっかり確認しましょう。
次に支給金額です。地域によって異なりますが、月額最大10万円の支給となります。
月額:指定都市:10万円、甲地区:8万円、乙地区:7万円、丙地区:6万円
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/haken/index.htmlより
詳細は国・地域コード表→https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/haken/__icsFiles/afieldfile/2022/07/26/country_code_s.xlsxを参照
所属大学より案内があると思うので、大学からの案内を頻繁にチェックしておきましょう。
筆者の個人的感想
こちらは、書類審査のみの決定となります。また、エッセイも書く必要がないので、応募に費やす負担は他の奨学金よりも圧倒的に軽いと思います。
申請条件をチェックして満たしていたら、応募しておくにこしたことはないと思います。
また、合格率は不明です。僕が知っている情報としては以上になります。
TOMODSCHI住友商事奨学金プログラム
こちらも、所属大学を通しての申し込みとなります。
特筆すべき申請条件は、以下の通りです。
・在籍大学の交換留学生として、アメリカの大学に2023年8月または9月から1年間(約8~10ヵ月間)留学することが内定している者
https://usjapantomodachi.org/ja/programs-activities/tomodachi-sumitomo-corporation-scholarship-fund/より
・以下の12校の提携大学の交換留学プログラムに参加する学部生対象
北海道大学、東北大学、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、中央大学、名古屋大学、京都大学、同志社大学、大阪大学、 九州大学、琉球大学
また、支給金額は以下の通りです。
180万円
https://usjapantomodachi.org/ja/programs-activities/tomodachi-sumitomo-corporation-scholarship-fund/より
※上記に加え、ニューヨークでの研修中にかかる移動費および宿泊費、また留学先大学からニューヨークまでの移動費は米日カウンシル及び住友商事にて援助される
所属大学より案内があると思うので、大学からの案内を頻繁にチェックしておきましょう。
筆者の個人的感想
こちらの奨学金は超超オススメです!
なぜなら、支給金額が180万円と多額なのに加えて、ニューヨークへの研修機会があり様々な体験をする事が出来るからです。
「学内選考→書類選考→面接(必要であれば)→面接」 の流れとなり、毎年10人程度しか採っていないいないことや待遇の良さなども踏まえると、採用されるには相当難易度が高いことが予想されます。
まずは、エッセイなどを第三者の教授に見てもらうなど、準備に時間を掛けて応募するようにしましょう!
渡邉利三寄付奨学金
こちらは、自分で申し込む奨学金となります。
特筆すべき申請条件は以下の通りです。
・米国または日本への留学を希望する大学生・大学院生に給付される
https://www.usjapancouncil.org/ja/watanabe-scholarship/より
- (優遇)ひとり親家庭出身者、または孤児
- (優遇)家族の中で初めて大学へ進学する方(ファーストジェネレーション)
- (優遇)留学や滞在など、国際経験が無い方
また、給付金額は、応募する学生の必要な金額に応じてとなります。
ただし、必要な金額が全て支給されるかどうかは不明です。
筆者の個人的感想
こちらは、余裕があればでいいんじゃないかと感じました。
というのも、支給金額が不明だからです。筆者は、一応応募はしましたが、申請書類を準備をするのにも一苦労なので、応募を辞めて余った時間で他の奨学金のエッセイを見直してブラッシュアップし採用確率を上げるという戦略もあると思います。
阪和育成会
こちらは、所属大学を通しての申し込みとなります。
特筆すべき申請条件は、以下の通りです。
家計基準あり(詳しくは以下のホームページより)
https://www.hanwa.co.jp/csr/society/contribution.htmlより
支給金額ですが、月額最大7万円の支給となります。
留学一時金もあたえられるのでとても助かります。
月額7万円(別途留学準備金として15万円支給)
https://www.hanwa.co.jp/csr/society/contribution.htmlより
筆者の個人的感想
こちらの奨学金は、準備に時間を要する点として、エッセイが手書きである点です。
しかし、当財団関連以外の他の奨学金との併給は可能である点が大きなメリットだと思います。
こちらは、「学内選考→書類選考&面接→決定」の流れとなります。筆者の所属している大阪大学では学内選考の時点で2~3人に絞られるとのことなので、応募年によっては難関になる可能性があります。
所属大学によると思いますので、実際に申し込みをした先輩に聞くなり、所属大学の国際部の先生に聞くなりして、情報を収集すると良いでしょう。
大蔵共助会
こちらは、自分で申し込む奨学金となります。
特筆すべき申請条件は以下の通りです。
http://jhayashida.co.jp/okurakyojokai/sa.htmlより
- 留学期間が半年以上であること
- 大阪府内在住の学生 もしくは 大阪府内の学校法人、留学支援団体に所属する学生
次に支給金額です。地域によって異なりますが、最大20万円の支給となります。
地域別支給金額
http://jhayashida.co.jp/okurakyojokai/sa.htmlより
- 北米・・・200,000円
- アジア・・・100,000円
- ヨーロッパ・オセアニア・・・200,000円
筆者の個人的感想
こちらの奨学金は、応募時期が、紹介した上記4つに比べてかなり後の6月上旬が締め切りとなります。そのため、時間的な余裕があれば応募してみると良いと思います。
キーエンス財団など、給付奨学金(一般)
キーエンス財団
こちらは、自分で申し込む奨学金となります。
特筆すべき申請条件は以下の通りです。
・大学新2、3,4回生対象
https://www.keyence-foundation.or.jp/scholarship02/より
・家計基準なし
新1回生用の募集枠もあるので、是非ホームページを確認して見て下さい!
4,000名に30万円
https://www.keyence-foundation.or.jp/scholarship02/より
筆者の個人的感想
こちらの奨学金は、海外留学関係なしの奨学金となります。家計基準がなく、大学2,3,4が対象と非常に幅広いため超オススメです!
「予備選考(大学・学部・学科、入学年度、取得済みの単位数)→本選考(・テーマに沿った文章(800字以内)をWeb登録・学生証のコピー、在学証明書、成績証明書、住民票の提出)→決定」
の流れとなっています。予備選考では、留年している学生をはじく事以外何を基準に選考しているのか不明です。
筆者は、予備選考を通して頂くことが出来、現在、本選考の結果待ちです。
採用してもらえると、本来は不足分をJASSOの貸与奨学金で補う予定だったのが、留学費用に充てることが出来るのでとても助かります。結果が楽しみです
エイブル文化振興財団
こちらは、自分で申し込む奨学金となります。
特筆すべき申請条件は以下の通りです。
Aコース:本人と生計維持者の住民税所得割が非課税の学生で学業優秀な者
Bコース:学業優秀な者<共通資格>
https://www.ablefoundation.or.jp/requirements/より
- 将来、グローバルに活躍する夢を持つ学生であること
- 2023年4月時点で在学し、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府の大学キャンパスに通学している者
(通信制大学は、本人の住民票が東京都、神奈川県、愛知県、大阪府にある者)
次に支給金額です。
年額40万円
https://www.ablefoundation.or.jp/requirements/より
筆者の個人的感想
一般の奨学金で返済不要の給付奨学金が40万円なので、一人暮らしをしていて家賃を自分が全額もしくは一部を払わなければならない学生等、とてもありがたい内容ではないでしょうか。
また、用途は僕のように海外留学に充てるなど自由です。その場合はエッセイに「~に使う予定です」など書いておくと良いでしょう。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
特に、申請条件などは抜粋したものなので、引用欄に張っているリンクから必ずホームページを見て確認して頂きたいです。
ここまでで紹介した8つの奨学金の合格、不合格が全て出そろい次第、また記事をアップしたいと思いますので是非ごらん下さい。
また、留学を検討している大学生に向けての記事↓をアップしているので、良ければそちらもご覧下さい。
また、ごちブログでは交換留学に関しての記事を随時アップしていきますので、是非!
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