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【書評】人生を変えるマーケティング戦略BASiCS|白いネコは何をくれた?

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あなたは、今のキャリアに満足していますか?

満足していると自信を持って言える人は少なく、何かしら「本当は自分のやりたいことは~なのに。」等、悩みを抱えているものです。

そんなあなたにお勧めなのが、戦略BASICSという考え方です。

これは、マーケティング戦略でよく用いられるフレームワークです。人生を変えるマーケティング戦略です。

今回は、そんな戦略BASiCSの考え方を解説していこうと思います。

また、この考え方を個人にも応用できるように解説されている本があるのをご存じでしょうか?

マーケティングになじみのない方。自分は広告業界や営業の部署じゃないから関係ない、、理系学生だから知っても役に立たないと思っている方にも共感できる内容となっています。

戦略BASiCSについて解説しているオススメの本↓「白いネコは何をくれた?」の感想/要約も紹介していきます。

こんな人にオススメ!

  • 自分のキャリアに不満を抱えている。
  • 戦略BASiCSを詳しく知りたい。
  • 戦略BASiCSを詳しく解説している本を知りたい。
目次

戦略BASiCSの5つのポイント

戦略BASiCSとは、以下の用語の頭文字を取ったものです。

B (Battlefield)・・・戦場。どこで誰と戦っているのか。
A (Asset)・・・独自資源。自分らしさとは何?
S (Strength)・・・強み/差別化。自分にしか出来ないことを考えよう。
i
C (Customer)・・・顧客。自分は誰とともにいたいのか。
S (Selling message)・・・メッセージ。自分は誰だと世の中に宣言するのか。つまり、売り文句。

本書では、この各要素間を一体として考えること、つまり一貫性が大事だと述べています。

この一貫性が大事だという例を、ストーリーを通して誰にでもわかりやすく説明している点が本書を読むメリットです。

では、個別に詳しく見ていきましょう!

B:Battlefield 戦場

簡潔にまとめると、どこで誰と戦っているのか考えろということです。

もしあなたが広告業界の営業部で働いているのであれば、「営業部」が戦場、「営業部で働いている同期などのライバル」が競合となります。

また、もしあなたが就活生でコンサル業界を志望しているのなら、「コンサル業界」が戦場、「同時期にコンサル業界を志望している就活生」が競合ということになります。

戦場をどこにするかにより戦い方がかなり変わってきます。

例えば、マクドナルド。今のマクドナルドは「カフェ、ちょっとした休憩ニーズ」が戦場で、「ドトールやコメダ等」を競合としているからこそ、コーヒーの味で負けないようにコーヒーの改善に注力しているのです。

もしマクドナルドが「主婦層がお昼に利用するランチ店」を戦場としているのであれば「ロイヤルホスト等」が戦場になり、今度はドリンクバーの提供をしたり大きめのテーブルや長時間居やすいようにソファを配置する必要が出てきます。

つまり、戦場の定め方により商品展開が全く異なってくるのです。A:Asset 独自資源

これは、強み・差別化の源泉となる、いわばその会社・個人のDNAのようなものです。

個人の場合であれば、一度自分の「キャリア自分史」を作ってみると良いでしょう。どんな進路を取ったのか、なぜその祖の進路を取ったのかと言うことを探りましょう。

本書でもこのように述べられています。

自分の記憶・魂に飛び込み、潜って、その底に流れる「共通の動機」を探るのです。過去の行動・選択を長期的に振り返ると、その選択をした根底にある根源的な欲求・動機があるものです。見え方は違っても、似たようなことを繰り返すのです。

本書より

つまり、自分の好きなことを知りなぜ好きなのかを問うことになります。

S:Strength 強み・差別化

分析した独自資源から、強みを活かして戦うということです。

何を持って「強み・弱み」を分類するの?

強み・差別は主に、手軽軸(近い早い簡単便利など)・商品軸(高品質、最新技術など)・密着軸(相手のニーズにどれだけ応えれるか)の三つを軸にすると考えやすいです。

例えばぴよ助君の場合を考えてみましょう。

僕は、MARCH卒の24歳。今はA証券会社の営業職で働きはじめて2年目。大学時代は経済学部で、専門は統計学。コミュニケーションをとることは得意でよく頼られるし話を聞くのが上手って言われる。でもフットワークは重い(^^)/ 業務内容は、弊社の投資用口座を開いてもらうように、顧客に直接訪問をして営業すること。新規契約数が多ければ出世できるよ!

でも今僕は、朝から晩まで20件も営業に回っているけれど全然契約が取れないし何より疲労で倒れそう、、、一体どうすれば、。

さて、ぴよ助君が速く出世するために、独自資源をどのように活かすか、どのように強みにするかを3つの軸から考えてみましょう。

戦場競合
ぴよ助A証券営業部A証券の同期
Battlefield
スクロールできます
特徴
手軽軸フットワーク重い。
商品軸専門は統計学。
密着軸聞き上手。頼りがい有り。
Asset→Strength

これらを分析すると、ぴよ助君は統計学の専門知識を使い、どの地域に居るどの年代層のお客様が投資に興味があるのかを分析することが出来ます。

また、フットワークが重いことは一般的には悪いことのように見えますが、ぴよ助君の場合は訪問数を少なくして時間的余裕をもたせる事が出来ます。

そして、密着軸の聞き上手を活かして一人一人のお客さんと密にコミュニケーションをとることで、1回あたりの契約の成功率を挙げやすくなります。

このように、三つの軸を上手く組み合わせるとフットワークが重いという弱みはという強みに変わることがわかります。

C:Customer 顧客

「売る」ことがマーケティングの基本ですが、「売る売れない」を決めるのはお客様次第です。

そのため、顧客を絞ることは重要な判断であり、顧客が決まれば、戦場・競合が決まります。

例えば、マクドナルドが顧客を「子連れの家族」と決まれば、戦場は「休日のランチ」となります。この場合、競合は「ファミレス」となるでしょう。

そうすると、マクドナルドが追求すべき「強み・差別化」は何?

価格の安さや、子供向けのメニューの拡充(ハッピーセットなど)が強み・差別化になりますね。

このように、顧客を絞れば他の要素が連動して決まるほど重要であることを覚えておきましょう。

S:Selling message

つまり、相手への伝え方です。
重要なのは、戦場・独自資源・強み・差別化・顧客との一貫性です。

誰と比較して独自資源を活かしたどんな強みの商品を、どんな人に伝えるかによって変わるからです。

BASiCSの集大成であることを押さえておきましょう。

これについては本書に詳しく解説されているので、気になった方は実際に読んでみて下さい!

まとめ

今回は、マーケティング戦略の一つである戦略BASiCSについて解説しました。

面白いなと思って下さった方は、このことについてストーリー形式でわかりやすく解説している書籍「白いネコは何をくれた?」を是非読んでみた下さい!

ここまでご覧頂きありがとうございました。

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