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【書評応用】「コンサル1年目が学ぶこと」の考察~自作例題あり~

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あなたは、こんな事を思ったことはありませんか???

・本はいつも読むけど、いまいち理解できていない気がする。。
・読書は好きだが、いまいち実生活に応用できていない、、

こんな悩みを持っているあなた!本記事では、読書で学んだ内容・考え方をどのように応用して自分の武器として吸収するのかを、筆者が実際に検証しています。

本記事を読めば、読むだけで終わりではない、本書の内容・考え方が100%自分の物になります!

特に、本書「コンサル1年目が学ぶこと」で強く紹介していた仮説思考/ロジカルツリーを「誤認逮捕なぜなくならないのか」という主題を通してどのように運用していくのかを例題を通して紹介していこうと思います。

以下にリンクを貼っておきます!

まだ読んでいない方は、下記↓概要など簡単に紹介していますので、是非ご覧下さい!

この記事を読んでわかること

  • 書籍「コンサル一年目が学ぶこと」の仮説思考/ロジックツリーの応用方法の例がわかる
  • 身近な問題から、仮説思考/ロジカルツリーの考え方を利用して自分で思考する方法がわかる

ロジックツリー・仮説思考って何?簡単に教えて!

という方はこちらの記事で解説しているので併せて読んでみて下さい!

目次

例題:誤認逮捕が起こる原因をロジックツリー・仮説思考を用いて分析

今回は、「なぜ誤認逮捕が起こるのか」という題を考えてみましょう。この例題は、筆者がふと疑問に思ったことです。

もしこの例題に興味が無ければ、あなたも自分自身で疑問に思うことを例題にして考えてみましょう!

以下は、この例題に沿ってロジカルツリー・仮説思考を用いています。筆者の主観で書いていますこと予めご了承下さい。

前提条件

刑事事件では、「容疑者として逮捕→送検→起訴→裁判で有罪」となれば冤罪となります。

今回は、結果的に冤罪となった事例の中でも、警察が逮捕して検察に送検するまでの過程に絞ってその原因を考えていきたいと思います。

つまり、検察が無実の人を起訴してしまう原因、裁判官が無実の人を有罪にしてしまう原因については今回は考えません。

ロジックツリーを例題を用いて考える

以下のようにロジックツリーを作ってみました。

そして、冤罪はいつ起こるのか(When)、それはどのように起こるのか(How)、なぜ起こるのか(Why=仮説)を考えてみました。

ロジックツリー1

仮説を立てる

本書には、ロジカルツリーを使って分解した後、重要な部分のみ抽出するとある。今回は、上図ツリーの最下層にある

A.警察上層部の圧力が原因
B.単純に人手不足
C.事件数が多い

は議論しにくいため、☆「事件→仮説→検証」のサイクルが長いという仮説について議論を深めていこうと思います。

本書の著者もおっしゃるとおり、仮説思考では「もしかしたらこうではないのか?」という仮説を立てて、その仮説に沿ったストーリーを立てていきます。

そして、その仮説に対して検証してフィードバックをする流れを高速で回すことで、課題に対する解決策を導いていきます。なぜなら、初めに網羅的に調べて結論を出すよりもはるかに効率が良いからです。

警察も、時にはローラー作戦を使うこともよくあるみたいですが、基本的には効率が良いためこのような手法を採るでしょう。

しかし、警察が仮設思考を採る問題点は、他の業種よりも「事件→仮説→検証=捜査→フィードバック=事情聴取」のサイクルが長い傾向にあると感じました。

なぜなら、もちろん上手くいった場合は逮捕されているのでしょうが、発覚していない冤罪も含めて、事件捜査は一度犯人だと目星をつけたら何年にも渡って証拠を集めたり聞き込み捜査をする必要が生じる場合があると推測するからです。

つまり、このサイクルが長い分、検証した結果が犯人でない可能性が高まった場合、初動が大切だと言われている捜査でもう一度仮説を立て直すことは解決出来ないに等しい、もう戻れないという思いから、無理矢理自白を強要させたり、この仮説が正しいという先入観に陥ったりするのでは?ということです。

実際はどうなのでしょうか。検証していきましょう。

検証する

以下は、実際に誤認逮捕が起こった事件のニュース記事(事実)及び、それに対する専門家の見解(解釈)です。

しかし、誤認逮捕した警察官は指紋の照合を行わず、防犯カメラの映像のみで 捜査を進め、一貫して否認する男性の証言をウソと思い込んでいた。

https://www.fnn.jp/articles/-/3885より

供述の裏付けなど捜査の基本がおろそかになっていた

https://www.nikkei.com/article/DGXDZO47570150T21C12A0EA1000/より

誤認逮捕の原因は「思い込み」と不十分な裏付け捜査

https://blog.rnb.co.jp/commentary/?p=2247より

「Aさんが犯人だ」というのは警察の意見であって、事実ではない。Aさんを犯人と評価するには、最低限、以下のような補強事実が必要である。

①Aさんがパチンコ台から財布をもち去った明白な映像(または目撃証言)がある。
②Aさんが財布をゴミ箱に捨てた明白な映像(または目撃証言)がある。
③財布にAさんの指紋(またはDNA)が付いていた。

こういう「固い証拠」がないのに、自白を引き出すために逮捕に走る。


「事実」と「意見」を判然と区別しない(またはその違いを知らない)ところに、日本的思考の欠点もあるのではないか。

https://shuchi.php.co.jp/article/5661より

これらは、以下のようにまとめられます。

  • 供述の裏付け捜査がおろそかだったから。
  • 警察官の思い込みによるもの。

前者は、警察官の仕事の質によるものだろう。何事にもミスやガサツさはあるものであり対策しようがない。

問題は後者である。警察官の思い込み、すなわち仮説(=意見)を事実だと思い込んでいる点です。

フィードバックを行う

実際に検証した結果、僕の仮説である☆「事件→仮説→検証」のサイクルが長いという見解は見られませんでした。

よって、僕の仮説の真偽は不明です。

もう少し考えてみましょう。

ここで検証から明らかになった、「警察官の思い込み、すなわち仮説(=意見)を事実だと思い込んでいる点」について、これはなぜ起こるのかもう一段階深掘りしましょう。

以下は、リサーチに対しての2通りの仮説が考えられます。

ロジックツリー2

前者は、理解したら済む話でしょう。これは対策できる原因であり冤罪を少しでもなくすことが出来る手段になりそうです。

それに対して後者は、初めに示した僕の仮説です。仮説同士の比較となるのでややこしいですが(筆者もここまで来ると何をしているのかわからなくなってきました(-_-))見当外れの仮説ではなさそうです。

仮説→検証→フィードバックを振り返る

ここまでを、①誤認逮捕を少しでもなくせる可能性のある手段・対策と、②誤認逮捕がおこる根本的背景の二点をわけて自分なりにまとめてみました。

誤認逮捕を少しでもなくせる可能性のある手段・対策

  • 捜査官が、仮説(意見)と事実の違いを理解し、常に混同しないように意識するようにする。
  • 供述の裏付け捜査の質を上げる。

②誤認逮捕がおこる根本的背景

  • 問題解決のアプローチ法である「問題→仮説→検証」のサイクルが他の業種に比べて長い傾向にある。

まとめ

一通りに答えのない問いを考えてきたが、本書の考え方を応用するとここまで深く考察できるのかとびっくりしました。

普段、こんなことをいちいち時間を掛けて深く考えることがない分、良い経験が出来たと思います。

この記事は、ただの僕の個人的意見なので、僕はこう思う!私はこう思う!などあれば是非コメント欄からコメントを送信頂けると嬉しです。

また、素人による考察です。特に警察の事件捜査に関して「ローラー作戦~」はドラマなどで見た筆者の完全な想像なので、もし専門家の方がこの記事を読んで下さり誤りがあるようであれば、修正したいので、是非連絡をいただけると嬉しいです。

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